こんにちは、yuukiです。
今回は洋服の話ではなくて、我が家で訪れた岡山県にある『天籟』という宿がとにかく満足度が高かったので、そちらを紹介させていただこうかなと思います。天籟があるのは岡山県高梁市。人口2,75万人の小さな街ですが、城下町の雰囲気が残っている趣のある町並みで田舎が好きな僕としてはかなり好きな雰囲気でした。
高梁市はレトロな雰囲気な街ですが、SNSでも有名な『高梁市立図書館』にはみなさんご存知”蔦屋図書&スタバ”が入ったお洒落な空間が作られており、街の雰囲気からは想像出来ないお洒落スポットもある魅力的な街だなと感じました。
今回の記事は普段やっている服の紹介ではないので、普段読んで頂いている皆さまには興味ない記事になるかと思いますが、中国地方でお洒落な旅行先を探している方の参考になれば嬉しいなと思います。
天籟の特徴
天籟は一般的な宿とはちょっと異なる宿泊施設です。
僕が感じた天籟の特徴は以下の4点かと思います。それぞれ詳しく解説します。
- 基本的にスタッフや他の宿泊客と合わない。
- 主に素泊まりプランのみ
- 宿の出入り口はオートロックになっている。
- 寝る場所は本館と離れ、どちらにするか選べる
他のお客さんを気にせずゆったりとお洒落な宿を楽しみたい…
子供が騒ぐので他の宿泊客が気になって宿選びに迷う…
という方には打って付けの宿かと思います。
基本的にスタッフや他の宿泊客に会わない
本館と離れの2棟を丸々借りるんですが、宿にスタッフは常駐していません。更に宿に泊まるのは1日1組限定なので、他の宿泊客を気にすることもないというのが一番の特徴かと思います。
僕ら家族のような小さな子供を連れて旅行する身からすれば嬉しいポイントかと思います。
「じゃあ、何か分からない事があったらどうしたらいいの?」
そう思う方も多いと思いますが、宿に置いてあるご利用ガイドに宿の設備について詳しく書いてあるので、大体のことはここで解決すると思います。それでも解決しないことはスタッフの方に繋がる緊急連絡先が施設に入るアクセスコードと一緒に送られてくるので、安心して下さい。
車で裏口から入る場合にはこのような暗証番号を入れるドアを通るので、ここに天籟からメールで送られてくるアクセスコードを入力して入るようになります。同じものが正面入り口にも付いているので、操作はどちらも同じです。
主に素泊まりプランのみ、予約は一休.comがお得
天籟にはスタッフが常駐していないので、夕食や朝食は基本的に宿泊者で用意する必要があります。あくまで泊まる場所を提供してくれているだけと考えると良いと思います。
基本料金は素泊まり2名で44,000円(税込み)そこから大人(6歳以上)が1名増える毎に8,800円(税込み)かかってきます。5歳以下のお子様は宿泊料は無料ですが、布団の数は宿泊する大人分しか用意がないので、子供分も追加で布団を用意して欲しい方は+5,500円で布団を用意して頂けるようなので、予約時にその事を伝えておくと良いと思います。
宿泊予約は、天籟の公式サイトから出来ますが、宿泊予約サイト『一休.com』がお得でした。
我が家も一休.comで予約したんですが、宿泊料金の10%分のポイントがそのまま宿泊料金から値引きされるので、公式サイトで予約するよりも一休.comで予約した方が5,000円程度安く泊まれました。一休.comのリンクを貼っておくので、良ければこちらからチェックしてみて下さい。↓↓
寝る場所は本館か離れ、どちらにするか選べる
こちらの宿では、寝室の場所を本館の和室、離れの和室、離れのベッドルームの3箇所から選ぶことが出来ます。
和室の場合はシングルサイズの敷布団と掛け布団(何人まで対応可能なのかは不明)、ベッドルームではセミダブルのベッドが2つ用意されます。
広さでいうとセミダブルのベッドルームが良いと思うんですが、離れの2Fに上がる階段がかなり急なので、小さなお子様がおられる方や高齢な方は和室を選んだ方が良いかと感じました。36歳の僕が降りるのもちょっと怖いな…と感じるくらいに急な階段なので、個人的には和室の方が良いかなと感じました。
施設紹介
前置きが長くなりましたが、我が家のオススメ宿『天籟』の外観や室内の写真を色々と撮影してきたので、どんな施設なのか参考にして頂ければと思います。
本館
まずは本館から。
本館は1Fにダイニングキッチン、お風呂、トイレ、和室が1部屋あります。2Fには多目的室という名前のテレビがある部屋が用意されています。1Fと2Fは吹き抜けになっているので、とても開放感がある反面冬場はしっかりとエアコンを付けないと、かなり冷えるので注意が必要です。
キッチンやダイニングは土間になっているので靴か天籟が用意してくれている履き物で移動することになります。地面が硬いので、小さなお子様がおられる方は注意が必要かと思います。ただ、土間部分には床暖房が入っているのか凄く暖かかったので、足元が寒いという感じはなかったです。
床暖房が入っているとはいえ、吹き抜けがあるので室内は冷えます。階段上とキッチン上に大きいエアコンが付いているので、到着後は直ぐに着けた方がいいと思います。
館内用の履き物も用意されていました。草履タイプは子供たちには難しかったんですが、子供用のスリッパもあったので、凄く助かりました。
キッチン
駐車場から入り中庭を抜けて本館に入ると、まずはこちらのお洒落なアイランドキッチンが出迎えてくれます。家の雰囲気にあった落ち着いたダークグレーの格好良いキッチンです。食器は大人用も子供用も揃っています。鍋やフライパンもあるので、何か材料を買ってきてここで調理するもよし、焼肉を楽しむのも良さそうだなと思いました。
冷蔵庫には以下のものが入っていました。
- フリードリンクで500mLの水が4本(大人1人あたり2本という事だと思います)
- クラフトビール(1本800円)
- その他お酒(それぞれ箱に金額が書いてあります)
水においては無料なんですが、お酒は別途料金が発生します。お酒を飲む場合はチェックアウト前にメールや電話でスタッフに連絡すると宿に集金に来てくれるらしいです。チェックアウト後になると銀行振り込みになるようなので、振り込み手数料が発生します。
ダイニング
ダイニングテーブルは1枚板の6人掛けテーブルになっています。子供用の椅子も用意してくれていましたが、大人のみの宿泊だとおそらくしまってあるんだと思います。1Fに限らず部屋の照明は調光出来るので、夜は光量を下げて暗めにするとまた雰囲気が変わってきます。
部屋の奥にはベンチと1人掛けのソファーがあります。その奥のドアが天籟正面入り口になります。
こちらのダイニングテーブルの上に
- 天籟のご利用ガイド
- エアコンのリモコン
- ワイヤレススピーカー
が置いてあります。
館内ではWifiを使えるんですが、そのWifiのパスワードもこちらに置いてあるご利用ガイドに載っています。
お風呂、洗面所
お風呂は家族4人で入っても全然余裕があるサイズで、シャワーは2つ付いています。お風呂の横には綺麗な庭園があり、ガラス戸を開けることで外を眺めながら半露天風呂として楽しむことも出来ます。これは凄く贅沢でした。
天井がかなり高し大きめなガラス戸が付いているのでので、結構冷えそうだな…と思ったんですが、ここも床暖房が入っているのか意外と寒くなかったように感じました。僕たちが訪れた11月下旬はかなり冷えたので、お風呂のお湯は結構熱めに入れましたが、窓を開けるせいもあってお風呂のお湯は早めに冷える感じがしました。
シャンプー、ボディーソープの香りと使用感がとても良かったです。
こうしたアメニティーのレベルが高いあたりが満足度の高さに直結するなと感じました。
洗面所はホテルクオリティー。広大な鏡と間接照明で特別感満載で満足度が高いです。用意されているアメニティーの質が高いので、ついつい多めに使っちゃいます。ドライヤーもパナソニック製の物が2つ用意されているので、奪い合いになることもなくスムーズに利用できました。
1点気になったのは、洗顔や化粧水が少ないような気がしました。小分けタイプが大人2人でこの4つしかなかったので、化粧水や乳液はご自身で用意しておいた方がいいかもしれません。
子供用の歯ブラシも用意されていたので地味に感動しました。歯磨き粉は自分で用意しないといけないんですが、可愛いデザインだったので、娘たちは大喜びでした。
本館トイレ
本館1Fにトイレが一つ付いています。
ウォッシュレットは勿論付いているし、デザインも新しいです。ハンドソープが置いてありますが、こちらもお風呂のシャンプーと同じ『MARKS & WEB』でした。香りが良くてお洒落です。
和室
本館1Fにある8畳の和室。今回我が家はここを寝室場所に指定させていただきました。部屋自体は家族4人で寝るには丁度いいサイズ感だったように感じました。和室から外に出ると縁側があり、庭を眺めながらくつろげる空間が作られていました。
こちらの和室で寝ていて気になったポイントが1つ。和室にある床の間あたりから凄く隙間風というか冷気が出てくるので、床の間側で寝ていた妻はすごく寒かったらしいです。エアコンを付けて寝ていたんですが、それでもかなり冷気が入ってきたようなので、そこだけ注意。
寒い時期に宿泊される方は、こちらの和室で寝る時は床の間から出来るだけ離れて寝た方がいいかもしれません。
本館2F
本館2Fにはテレビがある多目的ルームが1部屋あるだけで、他に部屋はありません。
本館、離れを合わせてこちらの施設にはテレビはこの部屋にしか付いていません。まぁ、この雰囲気を味わうのにテレビは必要ない気もしますが、子供を連れて行くならこの部屋は助かりました。館内にWifiが飛んでいることもあって、テレビではYoutubeやAmazonプライムビデオなどを見ることが出来ます。(リモコンにそれぞれボタンが付いています)
この部屋は本当に雰囲気が最高に格好良いので、みんなで集まって映画鑑賞を楽しむのも楽しそうだなと思いました。
離れ
本館から少し歩くと離れがあります。離れも2階建てで本館に負けない程にお洒落な室内になっています。
1Fにはダイニング、和室、トイレ、シャワールーム、洗面所があります。あと、こちらの建物にはドラム式洗濯機(日立製)も用意されているので、宿泊ついでに洗濯も一緒にしても良さそうですね。
2Fには和室とベッドルームがありますが、離れの階段はかなり急なので注意が必要です。
和室、リビング
離れに入ると1Fには8畳の和室とリビングルームがあります。
こちらの和室は寝室に指定することも出来るので、こちらを寝室に指定するとスタッフの方が事前に布団を敷いておいてくれます。本館と違って段差の少ない造りなので、トイレやシャワールームへのアクセスは離れの和室の方が格段に良いと思います。
洗面所、シャワー室、トイレなど
玄関を入って廊下を奥まで進むと洗面所があります。洗面所の左側にはトイレ、洗面台の向かい側にシャワールームが用意されています。洗面所をを更に奥に進むとドラム式洗濯機が置いてあります。シャワールームを利用する際にはバスタオルが置いてなかったので、タオルは本館から持って行く必要があります。
離れ 2F
離れを2階に上がるとすぐに和室があり、その奥にベッドルームがあります。ベッドルームにはセミダブルのマットレスが2つ用意されており、ここを寝室に指定しておくと掛け布団が用意されるんですが、我が家は本館の和室を寝室に指定したので、今回はマットレスのみ置いてありました。
部屋だけで考えるとここを寝室に指定したかったんですが、宿泊前に以下の2点が気になったので無難に本館にしました。
- 2階へのアクセスが悪い。(階段が急すぎる)
- ベッドから子供が落ちないか不安だった。
まずは離れ2階へ上がる階段が急過ぎます。ここは事前に天籟のホームページでチェックしたので知ってはいたんですが、想像以上の角度でした。更に1段あたりの板の奥行きが狭いので、下手したら子供じゃなくても転落しそうだなと感じました。
夜トイレに行くにいちいち階段を降りる必要があるので、特に危なそうだと感じました。ベッドルームを寝室に指定する方は要注意だと思いますし、小さなお子様がおられるご家庭では避けた方が良いと思いました。
我が家には6歳と3歳の娘がいるので、流石に危ないかな…と思って断念しました。
駐車場について
天籟の駐車場は裏口側にしかありません。裏口は大きい道路沿いなので入りやすいですし比較的広いと思います。駐車場には車を4台まで停めることが出来るようで、複数台で訪れる予定の方は2台ずつ縦列で停めるような感じになります。
駐車場横のガレージには車を停めれないので注意して下さい。ガレージ内の車の出入りもあるかもしれないので、ガレージ前のスペースはある程度空けてのが良いと思います。
実際に泊まってみて感じた気になる点
ほぼ不満のないお洒落な宿なんですが、実際に一泊してみて僕と妻が感じた気になる点を2点紹介します。既に施設紹介と重複する部分もあるんですが、参考になればと思います。
- 建物自体が古いので、安全面でやや不安がある。
- 駐車場側を走るトラックの音が気になる。
建物自体が古いので、安全面でやや不安がある。
古民家をリノベして作られたこちらの宿はすごくお洒落で魅力的なんですが、やはり建物自体が古いので段差が多かったり隙間風が入ったりするので、お年寄りや車椅子の方は楽しみにくいのかなと感じました。
離れの階段、和室の隙間風、室内の段差も建物の雰囲気にマッチしているし、僕ら夫婦としては凄く良かったんですが、怪我のリスクもあるなと感じたので、気になる点として入れさせていただきました。
駐車場側の道路を走るトラックの音が気になる。
これは僕だけなんですが、本館の和室で寝る時に駐車場側を大型トラックがよく走っていて、その音がかなり聞こえてきたので気になりました。ただ、これは立地条件仕方ない話だし、妻に聞くと全然気にならなかったみたいなので、僕が神経質なだけかもしれませんが、外の音はそれなりに聞こえてきます。
もう一度泊まりたい!!そう思える満足感
今回はいつもと違った感じで、岡山県高梁市にあるお洒落宿を紹介してきました。
これまでに泊まってきた中で一番良かったかもと思うほどにお洒落で僕ら夫婦の好みだった『天籟』は、「絶対もう一度来たい…」そう思えるほどに満足度の高い場所でした。素泊まりプランなので、食事は自分たちで用意する必要はあるんですが、スタッフを含め他の宿泊客がいない環境に泊まれるというのは、小さい子供と旅行する我が家にとっては大きなメリットでした。
こんな素晴らしい空間を独り占め出来るなんて、こんな贅沢はなかなか味わえないですね。1泊5万円というのは正直安くはないですが、この空間と設備とアメニティーのレベルを考えると決して高くはないなと思いました。今回は子供たちと一緒に来ましたが、いつか子供が大きくなったら夫婦2人でまた来たいなと思える最高の宿だったので、今回こうして記事にしてみました。
古民家やこうした和の雰囲気が好きな方は、家族や夫婦、友達と集まって是非一度味わってみてほしいなと思いました。仮に大人4人で行くならシーズンにもよりますが、基本料金44,000円(大人2人)に17,600円(大人2人分の追加料金)を合わせて合計61,600円なので、一人当たり1万5千円ちょっとでこの宿に泊まれると考えると、全然高くないかなと思います。
岡山県に旅行しようかなと考えている方は、候補として検討してみては如何でしょうか?きっと満足出来る宿だと思いますよ。
宿の予約は一休.comの方が10%安くなったので、こちらから予約するとお得でした。一応リンクを貼っておきますね↓↓
という感じで、今回は以上となります。
それではまた、次の記事で✨
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