こんにちは、yuukiです。
10月11日(金)からリリースが始まった無印良品の特別ラインである『MUJI Labo2024AW』
MUJI Laboは僕も大好きなブランドで、ブログを始める前からチェックしていました。無印良品のインラインよりもちょっと高くてお洒落なポジションとして認識していたんですが、今年の秋冬モデルからデザイナーが変更され、よりベーシックで上質な素材感を持つ「クワイエットラグジュアリー」という方向に舵を切ったらしい。
この変化は発売前に知っていたし、正直ちょっと期待もしていたんですが、実際に発表されたラインナップを見てMUJI Laboファンの僕がどう感じたのか、今回のラインナップの中で個人的に気になるものはどれか?など今回の記事で書いていきたいと思います。
始めに言っておくと、今回の変化に対して僕自身の考えとしてはマイナスな感情が大きいです。なので、今回の記事では否定的な意見が多いかと思います。人によっては気分を害されるかもしれませんが、あくまで1人のMUJI Laboファンの意見として聞いていただければと思います。
今回のMUJI Laboリニューアルでの変更点
- デザイナー尾花大輔さんが退任。→自社デザイナーに変更して世界観が変わった。
- メンズとレディースがきっちり分かれた。→男女兼用アイテムの減少。
- 価格帯が上がった。→ターゲット層が変わった。
- 生活雑貨もラインアップされた。
今回のリニューアルにおいて大きな変化は以上の4点かと思います。それぞれ簡単に解説していきます。
デザインディレクターの変更
一番大きいのは、言うまでもなくデザインディレクターの変更です。2017年N.HOOLYWOODの尾花大輔さんとタロウ ホリウチ(TARO HORIUCHI)の堀内太郎さんの2人がディレクターを手がけていましたが、その後堀内さんが退任しそこから2024年春夏までは尾花さんがディレクターを勤めていらっしゃいました。
無印良品では「MUJI Labo」のアイテムがデザイナーズブランドのような見え方になっていると判断し、よりベーシックな商品提案を進める目的で体制変更を決断したみたいです。https://www.fashionsnap.com/article/2024-06-21/muji-labo-renewal/より引用。
MUJI Labo=尾花大輔というイメージがあったし、その世界観が好きだった方も多かったと思うので、今回の変化はショックだった…という方も多いんじゃないでしょうか。今回のリニューアルでMUJI Laboは「クワイエットラグジュアリー」という方向に切り替えたようですが、デザイナーブランドっぽさがあったのが良かったのでは?と個人的には残念に思います。
MUJI Laboに求めていたのはデザイン性であって、高級感ではない気がします。
男女兼用の服が減った
MUJI Laboと言えば男女問わず使えるデザインに拘ったアイテムが代名詞だったと思うんですが、今回からはメンズとレディースがハッキリと分かれたようです。数点だけ男女兼用のものが出ていますが、今までとは明らかに洋服の雰囲気が変わってしまいました。
今回のリニューアルでは「クワイエットラグジュアリー」を意識しているようで、素材は確かに良いのもを使っていると思うんですが、これまでのMUJI Laboとは全く違うものに変わってしまいました。価格帯も上がったし綺麗めな方向にシフトされたので、「これならMUJI Laboじゃなくていいんじゃない?」と感じてしまいました。
これまでのMUJI Laboではベーシックなアイテムながらも、外部のデザイナーさんが介入することで他にはない独特なデザインであったり、男女問わず使えるゆったりとしたサイズ感が特徴的でした。なのでメンズ、レディースとカテゴリー分けされておらず、幅広い年齢層の方に支持されていた人気ラインでした。
しかも価格は無印良品よりちょっと高い程度で、このデザインがこの価格で?というコスパの高さを感じれたのが嬉しいポイントでした。
MUJI Labo=男女兼用デザインの洋服というイメージが強いので、今回の変化は「う〜ん…」と感じてしまいますね。
価格帯が上がった
「MUJI Laboの服はインラインよりもちょっと高め」同じカテゴリーでも、価格差は数千円程度に抑えれていました。アウターは高くても2万円弱だったので、これなら手が届くよね!というUNIQLOでいう所の『UNIQLO U』のようなポジションでした。
今回のラインナップを見るとコートで3万円、ニットも高いもので2万円以上するので、これは流石に高くない?と思ってしまいますね。しかもMUJI laboは全ての無印良品に取り扱いのある商品ではなく、地方だと取り扱いの内見が多いので、僕のようにオンラインで買っていたという方も多いんじゃないかなと思います。
下に今回のMUJI Laboアイテムの取扱店を載せていますが、こうしてみるとほとんどの県で取り扱いが無いようですね。東京より北には北海道に一店舗のみ、僕の住んでいる広島より西には一店舗も無いので、地方の人に売る気がないのかな?という印象でした。
僕のようなオンライン勢が買うにはちょっと価格上がっちゃったな〜と感じますね。しかも、これまではあったMUJI Laboらしさはなくなって新たな大人っぽいラインに変わったので、そもそものターゲット層が変わったのかな?と感じました。
より無印良品らしいシンプルかつ素材に拘ったアイテムが増えたので、「これってもはやMUJI Laboって名前じゃなくてもよくない?」と思ってしまいました。僕の中でのMUJI Laboは尾花さんの作っていたデザイナーブランドっぽい服だったので、今回の変化によって僕の中でのMUJI Laboは終わったんだなと感じました。リニューアルというよりは全く新しいラインが始まったんだなという印象です。
この変化をイマイチに感じている僕みたいな人も一定数いると思うし、この変化を嬉しく感じる方も勿論沢山いると思います。
ただ、今回の変化でMUJI Laboを購入するターゲットは大きく変わったんじゃないかな?と思う。
生活雑貨がラインアップされた
これまでのMUJI Laboでは、基本的に衣料品のみの展開でした。キャップやバッグというグッズアイテムはありましたが、今回のMUJI Laboからはクッションやタオルといった生活雑貨も商品ラインナップに入っていました。
正直タオルやクッションをMUJI Laboでやる意味ってあるの?と僕個人的には凄く疑問でしたが、ここもリニューアルということなんですかね。この辺りを見ていると、僕の知っているMUJI Laboは終わったんだと改めて感じました。
今回のメンズ商品の中で、個人的に気になるアイテム
- カシミヤ混チェスターコート 29,900円
- 起毛ツイルレギュラーカラーシャツ 5,990円
- 自然の色を活かして染色した ヤククルーネックセーター 12,900円
ここまで散々不満を言ってきた新しい『MUJI Labo』ですが、その中で個人的に「コレ良さそうだな」と感じたアイテムは以上の3点です。選んだのは全部黒色です。1点ずつ解説していきます。
カシミヤ混チェスターコート 29,900円
まずはアウターから『カシミヤ混チェスターコート』です。
表地:毛77%,カシミヤ12%,ナイロン11%、ウールとカシミヤは再生素材を使っているようなのでカシミヤが入っているのにここまで価格を抑えれているのかな?とは言え価格は29,900円と、これまでのMUJI Laboにはない高価格。試着無しで買うにはちょっとヒヨっちゃう金額ですね。
カラーはライトグレー、黒、ダークブラウンの3食展開。生地表面ではウールっぽさが目立つので、個人的に濃いめな色が良いのかなと思います。使いやすさと格好良さで考えると黒一択かなと思います。
Youtubeや商品ページの口コミでチェックすると、見た目に反してコート自体は結構軽いみたいですね。サイズ感としてはかなりゆったりとしているので、サイズ選びがちょっと難しそうです。身長170cm、体重60kgの僕だとSまたはMサイズあたりかな?という印象ですが、ここは要試着かなと思います。
着丈も袖丈も長めなデザインなので、あまりサイズUPしない方がいいかと思います。
ちなみに今回のリニューアルに伴ってXSサイズはなくなったみたいですね。男女兼用サイズではなくなったからだと思いますが、小さいサイズが減ったことで小柄な男性が着るにはちょっと厳しくなりましたね。
サイズ | 着丈 | 肩巾 | 胸囲 | 胴囲 | 袖丈 | 裄丈 | 裾回り |
S | 114.5 | 48.5 | 117 | 119 | 59.8 | 84 | 132 |
M | 116.5 | 50 | 122 | 124 | 61 | 86 | 137 |
L | 118.5 | 51.5 | 127 | 129 | 62.3 | 88 | 142 |
XL | 120.5 | 53.5 | 135 | 137 | 63.3 | 90 | 150 |
シンプルながらも素材に拘った「クワイエットラグジュアリー」に相応しい一着かと思います。僕の場合は車通勤、小さな子供がいるという状況なので、あまりライフスタイルには合わないアイテムですが、着丈も長いし身幅も広めなので今っぽいシルエットになると思います。大人っぽいコートを探している方は、要チェックかなと思います。
起毛ツイルレギュラーカラーシャツ 5,990円
2つ目は『起毛ツイルレギュラーカラーシャツ』
商品名にもあるように起毛素材を使った暖かみのあるシャツなので、これからの時期にピッタリのアイテムかと思います。起毛素材と言えば、最近UNIQLO Uで出た『ユーティリティシャツ 長袖』も内側が起毛していましたが、こうした起毛素材は真冬にはありがたいですね。
こちらのシャツはオフ白と黒の2色展開です。ここは好みですが、ややゆったり目なシルエットなので1枚でもサマになる黒が良さそうに感じました。サイズ感としてはややゆったり目とありますが、これまでのMUJI Laboのシャツを思うと結構タイト目なサイズ感だと思います。あくまで綺麗目に着るシャツという感じかな?という印象です。
裾はややラウンドしたデザインになっています。サイズ表を見ると、こちらのシャツはSサイズでも着丈が75cm、裄丈84cmなので、着丈も袖も長いデザインになっています。これまでのMUJI Laboみたいにゆったりとしたサイズ感で着ようとサイズUPしてしまうと、袖と丈がびろーんと長くなっちゃうので注意。あくまで普通幅のレギュラーカラーシャツですね。
身幅はやや広めですが、そこまでオーバーサイズ感はなさそうです。ただ、冬にインナーとして使うことを考えるとこれ位のサイズ感が丁度いいかも。身長170cm体重60kgの僕だとSサイズでも良さそうですが、やや大きめに着たいのでMサイズを選ぶかな〜と思います。
スラックスを合わせて全体的にスッキリまとめるのも良いですし、UNIQLO Uで買ったブラウンのコーデュロイパンツに合わせるのも良さそう。
サイズ | 着丈 | 肩巾 | 胸囲 | 胴囲 | 袖丈 | 裄丈 | 首回り | 裾回り |
S | 75 | 46 | 115 | 103 | 61 | 84 | 39 | 109 |
M | 77 | 47.5 | 120 | 108 | 62.3 | 86 | 40.5 | 114 |
L | 79 | 49 | 125 | 113 | 63.5 | 88 | 42 | 119 |
XL | 81 | 51 | 133 | 121 | 64.5 | 90 | 44 | 127 |
シンプルなレギュラーカラーシャツですが、素材感や色味が良ければ購入もアリかな?という感じです。
ただ、1枚で来た時にインパクトのあるシャツが良いのであれば、間違いなくUNIQLO Uの『ユーティリティシャツ 長袖』の方がオススメ。
自然の色を活かして染色した ヤククルーネックセーター 12,900円
最後3つ目はヤクの毛を使ったクルーネックセーターです。
ヤクの毛ってどんな感じなの?と単純に興味があるので気になっているんですが、ナチュラルな色のまま染めているので自然な色合いになっているみたいで、これも実物を見るのが楽しみな一着です。ただ、価格が12,900円と普段UNIQLOや無印良品の服ばかり買っている僕からすると、価格的にアウターの値段なのでちょっと怯みます。
ここしばらくニットは5,000円程度のものしか買ってこなかったんですが、こちらのニットは素材に拘ってそうだし色合いも気になるので、実際に手に取って質感に満足したら購入してみようかなと考えています。
こちらのニットは染めているので黒色ですが、自然のままの色を活かしたブラウンカラーも出るみたいです。ブラウンもすごく良い色だったので、ここは色選びで迷いそうですね。
サイズ | 着丈 | 肩巾 | 胸囲 | 裾巾 | 袖丈 | 裄丈 | 裾回り | 胸幅 |
S | 68 | 43 | 102 | 46 | 58 | 79.5 | 92 | 51 |
M | 70 | 44 | 107 | 48.5 | 59.5 | 81.5 | 97 | 53.5 |
L | 72 | 46 | 112 | 51 | 60.5 | 83.5 | 102 | 56 |
XL | 74 | 48 | 120 | 55 | 61.5 | 85.5 | 110 | 60 |
サイズ感としては結構タイトめな気がします。胸囲も裄丈も着丈も短めなので、身長170cmの僕でもLサイズは欲しいところだなと感じました。サイズ表で見ると裾回りもかなりコンパクトな感じなので、ゆとりを持たせてXLでも良いかなと感じます。
あまりガッチリ体型の方には適さないニットかなと感じました。ここは従来のMUJI Laboらしくもう少し身幅や肩幅にゆとりを持たせたデザインだったら良かったな〜と感じました。
発売は11月上旬なので、発売されたらまとめてチェックしてきたいと思います。
良い服だとは思うけど、MUJI Laboっぽくはない
2024年秋からリニューアルした『MUJI Labo』これまでのゆったりとしたサイズ感のアイテムから、素材に拘った綺麗めなアイテムに路線変更されたので、やっぱり違和感が凄いしこれはMUJI Laboではないような気がする。
これまで尾花大輔さんが作ってきた『MUJI Labo』の世界観のイメージが強すぎて、急に方向転換されても違和感がすごいなと感じてしまうので、やっぱりMUJI Laboという名前は終わりにして新しい名前でスタートした方が良かったのでは?と感じました。正直これがMUJI Laboっていうのは違和感があります。
とは言え今回のリニューアルで喜んでいる方も多いと思うし、嫌なら買わなきゃいいだけの話なんですが、僕の大好きなブランドだったので今回の変化にショックを隠しきれずついついこんな記事を書いてしまいました。もう既にMUJI Laboのアイテムを購入している方や、今回のアイテムを気に入っている方は気分を害されたかと思いますが、これまでのMUJI Laboっぽさが無くなったというだけで、服が悪いというわけではありませんので1人のMUJI Laboファンの意見として聞き流して頂ければと思います。
ここまで散々色々と言ってきましたが、あの無印良品さんが素材に拘って作った服なので、素材感や質感は間違いないと思います。僕も今度実際に店舗でチェックしてみようと思っていますし、もし購入したら記事にしようと思います。
という感じで、今回は以上となります。
それではまた、次の記事で✨
コメント